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アフォリズム形式でちまちまと連ねている「狂人の断想」という作品があったのですが、
「詩的影像(仮」 といったんして、またこの単語に何か加えて最終タイトルにしようと決めました。
「影像」というのは少なくとも、ホッブズ『リヴァイアサン』の第一部に出てくる議論・概念で、原義が気になるところではありますが、まぁちょっと思いつきです。
そのなかからまた一つ載せてみようと思います。
ブログに、書きたいことがたくさんあるのですが、いろいろいそがしくて、書く時間も取れず。
でも、
・アイドルと性愛の関係について
これはけっこう拡がりそう
だし、
・ドラマ「昼顔」レヴュー
こっちもきちんとやりたい!
しかし、直近では、指原梨乃『逆転力 ~ピンチを待て~』という人生論の新書にカルくやられてしまったので(笑)、その書評をやろうかなと思います。
さしはらさんすごいから・・・笑
それではひとつ、
「フロリダからコーヒーへ」
フロリダから一種の防衛戦―線をはってここまでつなぎとめる、苦いコーヒーの味。暑い夏だからレモン果汁がよく染みる。私この前筑波に行きました、とてもクリーンな街並みでした、それ以上も以下もなし。そのあいだにもこぼしたコーヒーでできた一本の線に、蟻が群がる群がる、レモンの果汁に群がる群がる。それは駄目です、捨てておきなさい違うんだ母さん。所詮は子供、さりとて百七十回の奇跡をおこなう。白い宝石を見つけた時が全てのはじまりだった。そうこうしているうちに蟻は群がる、こぼしたコーヒーとレモン果汁に蜜を求めて群がる群がる。おい、今鐘の音が聞こえなかったか、幸せの音が、いやあれは単なる時報だ。鐘の音を聞いて神経症にかかった老人がいた。今や群がった蟻はたちどころに黒々とした領域を作って、こぼしたコーヒーやらレモン果汁やらを全て埋め尽くしてしまった、それらの存在など跡形もなく奪い取ってやるかの如く。
それでは。 ういろう
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