忍者ブログ
本の感想、雑感、小論考など。 小説、簡単なエッセイはこちらで→「テイタム・オニール」http://ameblo.jp/madofrapunzel2601/
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 このブログを更新するのは久しぶりです。

パスワード忘れてなくてよかった←


 昨日、木曜日夜10時からOHKで放送されている「昼顔」、第一話観ました。

まぁ作業しながらですけど。

上戸彩の髪型がかわいいと思った← 笑

 彼女、特別美人でも、それから超絶可愛い、とかではないんですけど、たしかに何か魅力があるんですよね。

 たたずまいが自然体? オッサンが好きそうな人ですよね。ノリがいいし。

若いころは、この子は可愛いイメージでいってた気がするんですよ。
 今は変容期なのでしょう。 そういうところに着目してみるのもあるいは面白いかもしれませんね。


それで、「昼顔」なんですけど、面白かったです。


 語りたいのは、吉瀬みちこ演じる”奥さま”から主人公への、誘惑。

だいたい、この二人は「普通なら」何の接点も持たない、ご近所以外において、という所。

 社会階級――という言葉を敢えて使おう――には、現代にいたっては、ノン・コミュニケーションがある。

 つまり、「あそこの豪邸の○○さんの奥さん、不倫しているらしいわよ。」っていうのは、近所のおばちゃん=大衆 「のみ」で交わされる言説であって、 ふつうはお金持ちの人とお金持ちでない人との付き合いというのは、突然には発生しない。


 そこに今回の「昼顔」の発生点がある。
結びつきえない(もしくはふつうはその結びつきというものを考えにくい)ものが、何かしらの偶然かあるいは必然、つまり「然る」事情によって、関係することがある――。

 このとき、吉瀬みちこ演じる(すみません登場人物の名前をまだ把握しきれてません←)妻から、

不倫や浮気など文字通り「未」知の世界である主人公へ、強引な扉への通路が差しだされる時、

たしかに主人公はそれを端的に拒否する。 しかし、ドラマ=劇 の流れはそういかないのだろう(それは常とう句だから) 。

 つまり、端的に拒否しえないものが心性のなかに潜んでいる――  これを、ドゥルーズの用語を借りて、〈出来事〉の発生、あるいは事件と呼べるのであろう。


 事件がいつ起こったかはさして重要でない、いかにして起こったか――そして展開するか。

 吉瀬が放った、逸脱したものへの扉は、どのように開かれるのか。 




   そんなこんな。     レファレンス; ジル・ドゥルーズ『記号と事件』(インタビュー集)  
PR
COMMENT
name
title
text
color   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
mail
URL
pass
secret
PREV ←  HOME  → NEXT
Copyright (C) 2024 書も、積もりし。 All Rights Reserved.
Photo by 戦場に猫 Template Design by kaie
忍者ブログ [PR]